アジアイトトンボ

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* 羽化後 ♂ ・・・ 羽化中の写真を撮りたいが、クロイトトンボと同様の理由でなかなかチャンスがやって来ない。

2024年5月2日 雅の広場の池



和名: アジアイトトンボ
由来: 本種が極東地域全体に広く分布していることに因んだもの
学名: Ischnura asiatica
分類: 均翅亜目・イトトンボ科・アオモンイトトンボ属
全長: ♂ 24~33mm・♀ 24~34mm ・・・ 均翅亜目内では小型種

環境: 抽水植物が繁茂する池沼、湿地
発生: 1年2~多化 ・・・ 卵期間 1~3週間・幼虫期間 1.5~7ヶ月程度.幼虫で越冬する
形態: 成熟 ♂は複眼、胸部が緑色、腹部第9節に青色斑、♀は全身が淡緑色(未成熟時はオレンジ色)

*** 森林公園内での観察状況 ***

記録: 2024年観察データ ・・・ 4月14日初見 / 10月21日終見 / 観察日数 53日
   
区分: 園内羽化種 ・・・ 個体数、観察機会共に安定している
羽化: 5月中旬(第2化)~ / 雅の広場の池
観察: 4月中旬~10月下旬 / 雅の広場の池など
生態: 雅の広場の池を中心に春から秋までほぼ切れ目なく観察機会がある

*** アップロード 7画像 ***

① 羽化後 ♂ 2024年05月02日 雅の広場の池
② 未成熟 ♂ 2022年05月10日 雅の広場の池
③ 未成熟 ♀ 2023年05月09日 雅の広場の池
④ 成熟 ♂ 2023年05月10日 雅の広場の池 
⑤ 成熟 ♀ 2024年09月23日 雅の広場の池
⑥ 交尾態 ♂♀ 2024年09月26日 雅の広場の池 
⑦ 単独産卵 ♀ 2022年09月17日 雅の広場の池

* 未成熟 ♂ ・・・ 胸部や腹端がようやく色付いて来たような感じで、まだ全体的に白っぽく見える。

2022年5月10日 雅の広場の池

* 未成熟 ♀ ・・・ 未成熟時は全身が鮮やかなオレンジ色であり、一見別種のような印象を受けてしまう。

2023年5月9日 雅の広場の池

* 成熟 ♂ ・・・ 小さな体に緑色の複眼と腹端の青色斑がよく目立ち、抽水植物の茂みの中を縫うように低く飛ぶ。

2023年5月10日 雅の広場の池

* 成熟 ♀ ・・・ 成熟に伴って体色はオレンジ色から淡緑色へと変化し、♂が待つ水辺に出て生殖行動に入る。

2024年9月23日 雅の広場の池

* 交尾態 ♂♀ ・・・ あまり時間帯に拘ることなく、晴天日の午前中から夕刻まで随所でよく見られる。

2024年9月26日 雅の広場の池

* 単独産卵 ♀ ・・・ 晴天日の午後を中心に水面の浮葉植物や抽水植物に単独で産卵し、完全に潜水することも多い。

2022年9月17日 雅の広場の池