* 羽化後 ♂ ・・・ 身体がほぼ乾いた個体、胸部の青白粉を生じる前は別種のような新鮮味を感じる。
2023年5月27日 雅の広場の池
和名: クロイトトンボ
由来: 黒い体色に因んだもの
学名: Paracercion calamorum
分類: 均翅亜目・イトトンボ科・クロイトトンボ属
全長: ♂ 27~36mm・♀ 29~38mm ・・・ 均翅亜目内では小型種
環境: 周囲に樹林のある浮葉植物や沈水植物が繁茂する池沼
発生: 1年1~多化 ・・・ 卵期間 1~3週間・幼虫期間 1.5ヶ月~1年程度.幼虫で越冬する
形態: 複眼は黄緑色(上部が暗色).成熟 ♂は胸部に青白粉を生じ、黒地の腹部第8~9節に青色斑、♀は黄緑色と青色の個体が普通に混在する
*** 森林公園内での観察状況 ***
記録: 2024年観察データ ・・・ 4月28日初見 / 9月26日終見 / 観察日数 40日
羽化: 4月中旬~ / 水生植物の池などで多数
観察: 4月中旬~10月中旬 / 水生植物の池、雅の広場の池
生態: 浮葉植物のある人工池を中心に春から秋まで切れ目なく観察機会がある
*** アップロード 7画像 ***
① 羽化後 ♂ 2023年05月27日 雅の広場の池
② 羽化後 ♀ 2022年06月10日 雅の広場の池
③ 成熟 ♂ 2022年05月11日 雅の広場の池
④ 交尾態 ♂♀(♀は黄緑色型)2022年05月23日 雅の広場の池
⑤ 交尾態 ♂♀(♀は青色型)2024年05月17日 雅の広場の池
⑥ 連結産卵 ♂♀(♀は黄緑色型)2023年06月03日 雅の広場の池
⑦ 連結産卵 ♂♀(♀は青色型)2024年05月11日 雅の広場の池
* 羽化後 ♀ ・・・ 羽化中の写真を撮りたいが、密度の濃い水草の中の低い位置が多いのでなかなかチャンスがない。
2022年6月10日 雅の広場の池
* 成熟♂ ・・・ 都会の公園の池でもよく見かける最も身近な種で、胸部の青白粉と腹端の青色斑がトレードマーク。
2022年5月11日 雅の広場の池
* 交尾態 ♂♀(♀は黄緑色型)・・・ 午前中から昼前後を中心に浮葉植物の上などでよく見られる。
2022年5月23日 雅の広場の池
* 交尾態 ♂♀(♀は青色型)・・・ ♀は黄緑色型と青色型がどちらが優勢と言うこともなく普通に混在している。
2024年5月17日 雅の広場の池
* 連結産卵 ♂♀(♀は黄緑色型)・・・ 晴天日には時間帯を問わず無数のペアが産卵に繰り出して行く。
2023年6月3日 雅の広場の池
* 連結産卵 ♂♀(♀は青色型)・・・ このペアは ♂がまだ若く、胸部の白粉も生じ始めたばかりのように見える。
2024年5月11日 雅の広場の池