* 成熟 ♂ ・・・ ショウジョウトンボ ♂とは赤の質が異なり、胸部側面の太い黒条や脚部の黒色などが識別点になる。
2021年10月14日 日本庭園の池
和名: ネキトンボ
由来: ねき(根黄)は翅の基部にある橙色斑に因んだもの
学名: Sympetrum speciosum
分類: 不均翅亜目・トンボ科・アカネ属
全長: ♂ 39~48mm・♀ 38~46mm ・・・ アカネ属内ではやや大型種
環境: 周囲に樹林のある池沼
発生: 1年1化(一部2化説あり)・・・ 卵期間 1~3週間・幼虫期間 3~9ヶ月程度.アカネ属では珍しく幼虫で越冬する
形態: 翅の基部に橙色斑.成熟 ♂は全身が鮮やかに赤化し、♀も腹部背面が赤化する個体が多い(橙褐色の個体もいる)
*** 森林公園内での観察状況 ***
記録: 観察データ ・・・ 2023年10月18日(雅の広場の池での成熟 ♂)以降観察がありません
区分: 過去羽化種 ・・・ 2019年にアメリカザリガニ食害で壊滅し、以降は園外から散発的な飛来があるのみ
羽化: 公園周辺の池沼、2018年まで5月下旬~水生植物の池でのみ多産
観察: 9月下旬~10月中旬 / 日本庭園の池、雅の広場の池
生態: 壊滅から5年を経て水生植物の池では秋に飛来する個体が全く見られず、園内の個体群は消失した可能性も否めない
追記: 未成熟期にはあまり姿を見せず、樹上生活説や山地移動説など興味深い話を耳にしている
*** アップロード 3画像 ***
① 成熟 ♂ 2021年10月14日 日本庭園の池
② 成熟 ♂ 2021年10月21日 日本庭園の池
③ 成熟 ♀ 2019年09月26日 雅の広場の池
* 成熟 ♂ ・・・ 羽化水域での被災以降に飛来個体の一時的な定着はあったが、園内羽化の兆しは一向に見えて来ない。
2021年10月21日 日本庭園の池
* 成熟 ♀ ・・・ ザリガニ禍で壊滅した年の秋に園外から飛来して来たが、相方の ♂が全くいない悲劇に見舞われた。
2019年9月26日 雅の広場の池