* 羽化 ♂ ・・・ 開園時間にはほとんどが旅立ち間際の状態が多く、脱出間もない個体を観察する機会は稀と思える。
2019年7月5日 北口駐車場湿地
和名: オオシオカラトンボ
由来: 大きなシオカラトンボを意味するが、実際はやや太目ながら体長はほとんど変わらない
学名: Orthetrum melania
分類: 不均翅亜目・トンボ科・シオカラトンボ属
全長: ♂ 49~61mm・♀ 49~60mm ・・・ トンボ科内では中型種
環境: 周囲に樹林のある湿地、池沼、水田など
発生: 1年多化 ・・・ 卵期間 1~2週間・幼虫期間 2~8ヶ月程度.幼虫で越冬する
形態: 複眼は黒褐色、翅の基部に黒褐色斑.成熟 ♂は胸部と腹部に青色粉を生じ、♀は黒地に黄色斑
*** 森林公園内での観察状況 ***
記録: 2024年観察データ ・・・ 5月29日初見 / 9月5日終見 / 観察日数 23日
区分: 園内羽化種 ・・・ 個体数、観察機会共に安定している
羽化: 5月下旬~ / ため池周辺の湿地など各所
観察: 5月下旬~9月下旬 / 園内各所
生態: 明るく開けた環境を好まず、♂は日陰のある小規模な水辺、♀は薄暗い林縁などに定住している
*** アップロード 6画像 ***
① 羽化 ♂ 2019年07月05日 非公表
② 羽化 ♀ 2018年06月24日 非公表
③ 未成熟 ♂ 2023年07月27日 ふれあい広場ミズバショウ池付近
④ 成熟 ♂ 2022年08月06日 北口駐車場湿地
⑤ 成熟 ♂ 2017年07月29日 北口駐車場湿地
⑥ 成熟 ♀ 2018年07月17日 ハーブガーデン付近
* 羽化 ♀ ・・・ シオカラトンボより50日前後遅れて5月末頃から羽化が始まり、6月中~下旬頃にピークを迎える。
2018年6月24日 北口駐車場湿地
* 未成熟 ♂ ・・・ 羽化後しばらくは ♀と同色なので、誤認しない為に副性器や上付属器をチェックしておきたい。
2023年7月27日 ふれあい広場ミズバショウ池付近
* 成熟 ♂ ・・・ 黒褐色の複眼に全身青色のがっしり体型、日陰のある小規模な水域に好んで定着する。
2022年8月6日 北口駐車場湿地
* 成熟 ♂ ・・・ ギシギシの痩果を見張り台にして占有行動を取り、接近する他の ♂を盛んに追い払っていた。
2018年7月29日 北口駐車場湿地
* 成熟 ♀ ・・・ 藪陰の暗がりが大好きで、シオカラトンボのように明るく開放的な場所には出て来ない。
2023年7月19日 山田城址付近