ノシメトンボ

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* 半成熟 ♀ ・・・ 園路際の暗がりにじっと静止して動かず、秋の冷涼な気候になるまでは明るい場所に出て来ない。

2024年9月5日 彫刻広場



和名: ノシメトンボ
由来: 腹部の斑紋を「熨斗目の格子模様(のしめのこうしもよう)」に見立てたもの
学名: Sympetrum infuscatum
分類: 不均翅亜目・トンボ科・アカネ属
全長: ♂ 37~51mm・♀ 39~52mm ・・・ アカネ属内では大型種

環境: 池沼、湿地、水田など
発生: 1年1化 ・・・ 卵期間 6ヶ月・幼虫期間 3~5ヶ月程度.卵で越冬する
形態: 翅の先端に褐色斑、前額の眉状斑は有無両方の個体がいる.成熟 ♂は胸部、腹部が暗赤褐色になり、♀の腹部は淡褐色
識別: 胸部側面中央の黒条は途切れずに太いまま上部に届く(個体差あり)・・・ リスアカネ、コノシメトンボ、マユタテアカネ翅斑型との比較

*** 森林公園内での観察状況 ***

記録: 2024年観察データ ・・・ 8月15日初見 / 10月15日終見 / 観察日数 5日
   
区分: 園外羽化種 ・・・ かつては多くの未成熟個体が園内で越夏していたが2018年以降に激減、現在は観察機会が極めて少なくなっている
羽化: 公園周辺の多産水域は既に失われた感があるが、数少ない残党の復活に期待したい
観察: 7月下旬~9月下旬 / 彫刻広場など
生態: 園内で目にするのは未成熟、半成熟個体が多く、特に ♂の成熟個体は延べ3回の観察歴しかない。

*** アップロード 2画像 ***

① 半成熟 ♀ 2024年09月05日 彫刻広場
② 成熟 ♀ 2024年09月26日 南口広場

* 成熟 ♀ ・・・ この日は珍しく2ヵ所で ♀の観察があった為、近隣水域で繁殖している可能性が出て来た。

2024年9月26日 南口広場