* 成熟 ♂ ・・・ ♀が産卵に訪れる暗い湿地の周辺をパトロールし、合間にお気に入りの場所でひと休みする。
2021年7月28日 ふれあい広場ミズバショウ池付近
和名: オニヤンマ
由来: 黒と黄色の縞模様の身体を「鬼が穿く虎のパンツ」に見立てたらしい
学名: Anotogaster sieboldii
分類: 不均翅亜目・オニヤンマ科・オニヤンマ属
全長: ♂ 82~103mm・♀ 91~114mm ・・・ 日本産のトンボでは最大種
環境: 周囲に樹林のある河川上~中流域、小川など
発生: 3~4年1化 ・・・ 卵期間 1~2ヶ月・幼虫期間 3~4年程度.幼虫で越冬する
形態: ♂♀同色.成熟個体は複眼がエメラルドグリーン、黒地の腹部に環状の黄色斑、♀は長大な産卵弁を持つ
*** 森林公園内での観察状況 ***
記録: 2024年観察データ ・・・ 9月5日初見 / 9月21日終見 / 観察日数 2日
区分: 園外羽化種 ・・・ 個体数、観察機会共に年々減少していたが、2021年頃から顕著な激減に転じた感がある
羽化: 公園周辺の河川、小川、湧水場所など
観察: 7月中旬~10月初旬 / 園内でのパトロール姿はほとんど見かけなくなり、各改札にある大型扇風機に時々 ♂が飛来する程度
生態: 交尾態や産卵行動の観察歴が複数例あり、2020年には日本庭園水路で羽化殻を発見した
追記:扇風機に ♂が集まって来るのは、羽根の回転音を ♀の翅音と勘違いするからと言われている。
*** アップロード 2画像 ***
① 成熟 ♂ 2021年07月28日 ふれあい広場ミズバショウ池付近
② 成熟 ♂ 2020年07月22日 日本庭園水路
* 成熟 ♂ ・・・ 近年は見かける機会もめっきり少なくなり、地元の人たちはこのトンボの昔話を懐かしそうに語る。
2020年7月22日 日本庭園水路