セスジイトトンボ

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* 成熟 ♂ ・・・ 観察があった年には複数が園内に短期間滞在しているが、繁殖と定着のハードルはまだ高いようだ。

2024年9月14日 雅の広場の池



和名: セスジイトトンボ
由来: せすじ(背筋)は本種の特徴である胸部肩黒条中の淡色線に因んだもの
学名: Paracercion hieroglyphicum
分類: 均翅亜目・イトトンボ科・クロイトトンボ属
全長: ♂ 27~36mm・♀ 28~37mm ・・・ 均翅亜目内では小型種

環境: 浮葉植物や沈水植物が繁茂する池沼、流れの緩やかな河川、用水路
発生: 1年1~多化 ・・・ 卵期間 1~3週間・幼虫期間 2ヶ月~1年程度.幼虫で越冬する
形態: 成熟 ♂は複眼が青緑色で黒地に青色斑、♀は複眼、斑紋共に黄緑色(青色も少数)

*** 森林公園内での観察状況 ***

記録: 2024年観察データ ・・・ 6月5日初見 / 9月15日終見 / 観察日数 7日
   
区分: 稀な飛来種 ・・・ 6~9月にかけて成熟 ♂( ♀は2例)が不定期に飛来し、浮葉植物のある人工池に短期間滞在している
羽化: 公園周辺の池沼、河川、用水路など
観察: 6月初旬~9月上旬 / 雅の広場の池、水生植物の池
生態: 園外の羽化水域で大量発生した年に複数が園内への進入を試みているのではないか?と思われる。

*** アップロード 2画像 ***

① 成熟 ♂ 2024年09月14日 雅の広場の池
② 成熟 ♀ 2024年06月05日 雅の広場の池

* 成熟 ♀ ・・・ ♀は2017年以来の観察で園内繁殖のチャンスと思ったが、肝心の ♂が飛来せず早々に姿を消した。

2024年6月5日 雅の広場の池