* 羽化 ♀ ・・・ 以前は日中に見られた春の風物詩だが、ここ数年は夜間に羽化する個体が圧倒的に多くなった。
2023年4月14日 水生植物の池
和名: クロスジギンヤンマ
由来: 胸部側面の明瞭な黒条(黒筋)に因んだものだが、「ギン」の根拠となる腹部の銀白色斑は♂♀共にない
学名: Anax nigrofasciatus
分類: 不均翅亜目・ヤンマ科・ギンヤンマ属
全長: ♂ 68~87mm・♀ 64~81mm ・・・ ヤンマ科内では中型種
環境: 周囲に樹林のある浮葉植物が繁茂する小規模な池沼、人工池
発生: 1年1化 ・・・ 卵期間 10日~3週間・幼虫期間 6ヶ月~1年程度.幼虫で越冬する
形態: 緑色の胸部側面に太い黒条、脚部腿節は黒色.成熟 ♂は複眼上部が青色で黒地の腹部に青色斑、♀の複眼は緑色で腹部に黄緑色斑
*** 森林公園内での観察状況 ***
記録: 2024年観察データ ・・・ 4月15日初見 / 6月4日終見 / 観察日数 13日
区分: 園内羽化種 ・・・ ここ数年個体数、観察機会共に減少している
羽化: 4月中旬~ / 水生植物の池など
観察: 4月中旬~7月上旬 / 水生植物の池、花木園人口池など
生態: 春から初夏の代表的なトンボで、後発のギンヤンマが水辺を席巻する7月には姿を消す
*** アップロード 4画像 ***
① 羽化 ♀ 2023年04月14日 水生植物の池
② 羽化 ♀ 2023年04月14日 水生植物の池
③ 成熟 ♂ 2016年05月26日 水生植物の池
④ 単独産卵 ♀ 2018年06月22日 雅の広場の池
* 羽化 ♀ ・・・ 羽化後間もない個体は腹部第2節に青斑があり、私自身も過去に ♂と誤認してしまったことがある。
2023年4月14日 水生植物の池
* 成熟 ♂(トリミングあり)・・・ 複眼と腹部斑紋の青色が魅力的ながら滅多に静止せず、飛翔写真も難易度が高い。
2016年5月26日 水生植物の池
* 単独産卵 ♀ ・・・ ギンヤンマのように連結することはなく、単独で浮葉植物などに産卵する。
2018年6月22日 雅の広場の池