* 羽化 ♂ ・・・ 雨水路から少し離れた暗い林縁で、子供の背丈程の高さまで樹木を登って羽化することが多い。
2023年4月28日 ふれあい広場
和名: サラサヤンマ
由来: 腹部に並ぶ三角形の斑紋を異国の「更紗模様(さらさもよう)」に見立てたもの
学名: Sarasaeschna pryeri
分類: 不均翅亜目・ヤンマ科・サラサヤンマ属
全長: ♂ 60~68mm・♀ 57~63mm ・・・ ヤンマ科内では小型種
環境: 周囲に樹林のある低湿地など
発生: 1~3年1化 ・・・ 卵期間 3週間~4ヶ月・幼虫期間 1~3年程度.幼虫で越冬する
形態: ♂♀同色.成熟個体は複眼が緑色、黒地の腹部に三角形の黄緑色斑、♀は翅の基部と先端付近に橙黄色斑
*** 森林公園内での観察状況 ***
記録: 2024年観察データ ・・・ 5月4日初見 / 5月30日終見 / 観察日数 8日
区分: 園内羽化種 ・・・ 以前より観察エリアが狭まりつつあり、個体数、観察機会共に減少している
羽化: 5月中旬~ / ふれあい広場周辺の湿地や雨水路、湿地性植物見本園など
観察: 5月中旬~6月下旬 / ふれあい広場、湿地性植物見本園など
生態: ♀が産卵に訪れる湿地周辺では、狭い範囲に複数の ♂が縄張りを占有している
*** アップロード 5画像 ***
① 羽化 ♂ 2023年04月28日 ふれあい広場
② 羽化 ♂ 2023年04月28日 ふれあい広場
③ 成熟 ♂ 2018年05月12日 ふれあい広場
④ 成熟 ♂ 2018年06月04日 湿地性植物見本園
⑤ 単独産卵 ♀ 2019年06月04日 北口自然探勝路
* 羽化 ♂ ・・・ 日照の届かない薄暗い場所で翅を伸ばし、気温が上がり始めた昼過ぎに新緑の空へ旅立った。
2023年4月28日 ふれあい広場
* 成熟 ♂ ・・・ ♀が産卵に訪れる湿地の周辺では、狭い範囲を低くホバリングする ♂の占有飛翔が見られる。
2018年5月12日 ふれあい広場
* 成熟 ♂ ・・・ 本土に生息するヤンマの中では最も小さく、腹部には黄緑色をした独特の三角斑が並ぶ。
2018年6月4日 湿地性植物見本園
* 単独産卵 ♀ ・・・ 湿った倒木や朽木に時間を掛けて産卵し、人気のある場所には複数が集まることもある。
2019年6月4日 北口自然探勝路