* 成熟 ♂(トリミングあり)・・・ この時期の初確認に驚いたと同時に、来年は要チェックのシーズンになりそうだ。
2024年09月30日 山田大沼
和名: タイワンウチワヤンマ
由来: 本種が台湾、中国、東南アジアなどに広く分布していることに因んだもの
学名: Ictinogomphus pertinax
分類: 不均翅亜目・サナエトンボ科・ウチワヤンマ属( ヤンマの仲間ではない )
全長: ♂ 70~81mm・♀ 71~77mm ・・・ サナエトンボ科内では大型種
環境: 抽水植物の繁茂する水面の開けた池沼
発生: 1~2年1化 ・・・ 卵期間 1~2週間・幼虫期間 1~2年程度.幼虫で越冬する
形態: ♂♀同色.成熟個体は複眼が緑色、黒地に黄色斑、腹部第8節にウチワ状の突起、脚部腿節と突起は黒色で黄色斑がない
*** 森林公園内での観察状況 ***
記録: 2024年観察データ ・・・ 9月30日初見 / 9月30日終見 / 観察日数 1日
区分: 稀な飛来種 ・・・ 日本列島を北上しつつ分布を広げている南方系のサナエトンボで、2024年9月30日に山田大沼に成熟 1♂が飛来した
羽化: データ不足 / 公園周辺(埼玉県北部)の繁殖水域については情報が得られていない
観察: データ不足 / 観察歴が1例のみで、周辺地での目撃情報も得られていない
生態: 今後に再び飛来する可能性があり、一定期間の経過観察後に表記したい
追記: 東京都内では定着し始めた水域もあるらしく、ネット検索によれば埼玉県内でも平野部を中心に目撃情報が複数出ているようだ
*** アップロード 1画像 ***
① 成熟 ♂ 2024年09月30日 山田大沼