カトリヤンマ

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* 半成熟 ♂ ・・・ 複眼や胸部に褐色味が残る成熟手前と思える個体、日中は低木の暗がりにじっと静止している。

2022年07月23日 南口広場水路



和名: カトリヤンマ
由来: かとり(蚊捕)は林縁を縫うように摂食飛翔する本種の行動に因んだもの
学名: Gynacantha japonica
分類: 不均翅亜目・ヤンマ科・カトリヤンマ属
全長: ♂ 66~76mm・♀ 67~77mm ・・・ ヤンマ科内では中型種

環境: 周囲に樹林のある池沼、水田など
発生: 1年1化 ・・・ 卵期間 3~8ヶ月・幼虫期間 2~5ヶ月程度.卵で越冬する
形態: 複眼、胸部が緑色で上付属器(尾毛)が長い.黒褐色地の腹部第2~3節に成熟 ♂は青色斑、♀は緑色斑

*** 森林公園内での観察状況 ***

記録: 2024年観察データ ・・・ 7月30日初見 / 7月30日終見 / 観察日数 1日
   
区分: 園内羽化種 ・・・ 2018年に個体数が激減し、現在はシーズンを通じて散発的に見かける程度になっている
羽化: 8月上旬~ / ため池の周辺湿地や雨水路など
観察: 8月上旬~10月中旬 / 南口広場水路、ふれあい広場など
生態: 秋には日中も見かけるが、黄昏飛翔性の強さから開園時間内の個体数を含めた生息の実態把握は難しい

*** アップロード 2画像 ***

① 半成熟 ♂ 2022年07月23日 南口広場水路
② 成熟 ♂ 2017年09月26日 北口自然探勝路

* 成熟 ♂ ・・・ 以前は ♀が産卵に来る湿地周辺で、秋の日没前後に複数の ♂の占有飛翔が日常的に見られた。

2017年9月26日 北口自然探勝路