* 未成熟 ♀ ・・・ 野性味のある頑丈そうな太めの体型で、静止時に前後翅の縁紋が重ならないのが特徴。
2023年11月8日 あざみくぼ沼南草地
和名: オツネントンボ
由来: おつねんは「越年」を意味し、成虫で越冬する本種の生態に因んだもの
学名: Sympecma paedisca
分類: 均翅亜目・アオイトトンボ科・オツネントンボ属
全長: ♂ 37~41mm・♀ 35~41mm ・・・ 均翅亜目内では中型種
環境: 抽水植物が繁茂する池沼
発生: 1年1化 ・・・ 卵期間 1~2週間・幼虫期間 1.5~3ヶ月程度.成虫で越冬する
形態: ♂♀同色.成熟に伴って越冬明けの春に複眼上部が青色味を帯び、♀のみ青色味に個体差が出る
*** 森林公園内での観察状況 ***
記録: 2024年観察データ ・・・ 4月13日初見 / 4月15日終見 / 観察日数 3日
* 前年羽化世代 4月13日初見 / 4月15日終見 / 観察日数 3日
* 当年羽化世代 2024年は越冬期の観察がありませんでした
区分: 稀な飛来種 ・・・ 不定期且つ散発的だが生殖活動期、越冬期共に観察機会がある
羽化: 公園周辺の池沼など
観察: 3月下旬~4月初旬、11月上~中旬 / 生殖活動期は雅の広場の池、越冬期は花木園(桜)、あざみくぼ沼南草地など
生態: 春の生殖活動は抽水植物が芽吹く前から見られ、他の成虫越冬2種が水辺に繰り出す頃には姿を消していることが多い
追記: 2016年4月、2023年3月に ♀の産卵行動(いずれも単独)を確認している
*** アップロード 1画像 ***
① 未成熟 ♀ 2023年11月08日 あざみくぼ沼南草地